
2016年4月の熊本地震によって大きく損壊した熊本城の様子は、連日テレビで放映されていました。そして、熊本城の変わり果てたその姿に落胆をした人も多いかと思います。
あれから熊本城はどうなっているのでしょうか。城内には行けるのでしょうか?
今日は実際に現在の熊本城に向かってみたいと思います。

熊本の中心街からも熊本城が見えます。

こちらの地図は熊本市が発行している「熊本城周辺の立ち入り禁止区域」をまとめたものです。
城内は損壊している箇所が多いため、もちろん中に入ることはできません。

まずは熊本城の東に位置する熊本大神宮および、北十八間櫓・東十八間櫓です。石垣ごと、熊本大神宮を押しつぶすように崩壊してしまっています。

今は重機を使ったがれきの撤去作業が進められています。

それでは熊本城の東側から時計回りで進んでいきたいと思います。

さきほどの地図で見ると今はこの辺りにいます。

長塀沿いに熊本城の南側を歩いていくと「馬具櫓」の石垣が大きく崩れ落ちているのが目に入ってきます。

ここで初めて知ったんですが、石垣の中は小さな石が大量に入っていたんですね。

ここから先、熊本城方面は歩行者・車両ともに進入禁止となっています。

二の丸広場には入ることができるので、城彩苑の中を通って二の丸広場に向かいます。

お土産やグルメが楽しめる城彩苑の中を通ります。

奥の階段を上がって


ルートがしっかりと決められているのでそれに従って二の丸広場を目指します。

見えてきました。二の丸広場の駐車場は通常通り営業しています。

本来ならここから熊本城に入城するんですが、立ち入り禁止となっています。

ちなみに今いる場所はこのあたり

瓦が剥がれて、下地がむきだしになった天守閣が見えます。

対照的に、宇土櫓の外観は損害が少ないようです。


もう少し人が少ないかと予想していましたが、外国人観光客もいましたし、それなりに賑わっていたように思います。


ここも石垣が崩壊してしまっています。

二の丸広場を抜けて加藤神社に行きます。

この地図では加藤神社も立ち入り禁止区域ですが、今は加藤神社まで入ることができるようになっています。





石垣はどこを見ても壊れてしまっています。

さて、熊本城に近づいてきました。

現在地はこちらです。


城内に入れない状況ですが、この加藤神社から眺める熊本城はやはり圧巻の姿です。

大天守のシャチホコがいなくなっていますね・・・
なんかよくわからないケーブルのようなものが垂れ下がっていたり・・・

ズームしてみると、なんかもう色んなものが屋根上に転がっています。

ネットで話題になっていたクレーンでの支え工事も見ることができました。こりゃすごい。

いやはや、残念ながらまだまだ完全復旧までは遠いですが、徐々に立ち入り規制も減らしていくようですので、今後も熊本城の再建に要注目です。