とあるアンケートによると、日本人のおよそ9割の人が鶏の唐揚げが好きだと答えたそうです。もはや国民食とも言える「唐揚げ」
その専門店も年々増加してきており、日本全国には600店舗を超える唐揚げ屋さんが乱立している、いわば唐揚げ戦国時代の真っ只中なのであります。
そして、多くのからあげ屋さんが軒先に掲げる「◯◯唐揚げグランプリ金賞受賞」という文字。
けっこうな頻度で受賞店舗を見かけるので、本当にそんな大会が開催されているのか、もしかしたら東京五輪エンブレムのように、仲間内での受賞ロンダリングが行われているのではないかと、心の奥底で思っておりました。
そんな中見つけた「くまもと唐揚げ選手権2016」開催の文字。これは行かなければいけない、唐揚げ業界のタブーに切り込む準備はできた。それでは行ってみよう。
15店舗が出展するくまもと唐揚げ選手権2016
さて会場にやってきました。くまもとからあげ選手権2016の参加店舗数は15店舗です。しっかりと開催されていました。
アイスクリームの次に唐揚げが好きな僕です。どんな唐揚げが待っているのか楽しみです。
真夏日ということもあり、この日の気温は34℃。会場を一周しただけで汗が滴り落ちるほどです。
会場の真ん中には子供用のプールが設置されており、バシャバシャと子どもたちははしゃいでいます。
大会のルールは簡単。全てのお店に1カップ100円のコンテスト商品が用意されていて、どこの唐揚げが一番美味しかったのかを投票ボックスに入れて帰るシステムです。
1カップにだいたい2個〜3個の唐揚げが入っているんですが、100円で程よく色んなお店の唐揚げが食べれて最高です。
こちらは数々の賞を受賞している大分・中津のからあげ店「ぶんごや」です。もも肉にしっかりと醤油ダレが染みこんでいて、丁度良い。これぞ醤油ベースの唐揚げといった味わいです。おいしい。
続いては今大会唯一のたれづけ唐揚げです。甘辛ダレにくぐらせた唐揚げは、ジュワっと衣からタレが染み出てきます。これも美味い
続いては夜カフェの唐揚げです。
ん?カフェ?調べてみるとごはん系のメニューが充実したカフェのようです。カフェだけに、入れ物のカップがここだけオシャレです。唐揚げの味はと言うと、にんにく醤油の味が強めの、まあ普通の唐揚げです。
しいて言えば、
うちのオカンの作る唐揚げに近い味です。
テンポよくいきましょう。次もまあ普通の塩からあげです。後味さっぱりでしつこくないのがいいですね。
こちらは居酒屋さんの唐揚げです。味付けが濃い目で美味しいです。
この炎天下の中、コーラ片手に唐揚げを食べて周れるなんて最高です。
ここにきて救世主出現。その名も「おろしポン酢からあげ」。からあげ界のオアシスではありませんか。ポン酢の爽やかさで口の中をリセットしてくれて文句無しに美味しい。むしろ色々考慮した結果、これが一番美味しい。
さて、ここまでいくつか食べ比べしてきて見えてきたことがあります。それは
まあ、唐揚げってどれも美味い
もはや、唐揚げで不味いなんて存在しないのかもしれません。揚げたての唐揚げであればどれも美味いんです。僕の中では試合は終了していました。ノーサイド。
と、まあそんなわけにもいかないのでしっかりと最後に投票して帰りました。
まとめ
東京五輪と一緒にしてすみませんでした。からあげの大会はちゃんと行われていました。
そしてどのお店も最高に美味しかったです。
ただ1つだけ願い事が叶うのであれば、真夏ではなく冬の寒い時期に開催してもらいたいですね。唐揚げで温まりたかったです。
いろんなお店の唐揚げをちょっと食いできる唐揚げ選手権、日本全国で行われていると思うのでみなさんも行ってみてください♪