こんにちは。とみです。
あっという間に8月ですね。
台風に猛暑に豪雨。
夏はこの3コンボの繰り返しですが、何事もないといいですね。
前年度に比べてますます暑い日が続く今年の夏。
こんな日はぬるめのお湯をためて湯船でリラックスするのも良いものです。
ミネラルたっぷりのスパフレークを入れれば、疲労回復や肌荒れ防止にも効果的です。
天然成分でできているので、敏感肌やお子様までご使用いただけます。
ゆっくり浸かって疲れを癒しましょう。
お盆はどうお過ごしですか?
今年もやってきた夏季連休の季節。
こんなにコロナが増えていると中々里帰りも難しい場合も多いですよね。
私も祖父母のお墓参りにはいく予定ですが、あまり長居はせず帰宅するつもりです。
それ以外も、外もどこも人が多く、何よりこの暑さに負けてしまう気しかしないので、主には自宅で過ごす予定です。
こんな時はやっぱり専ら映画三昧になるんですが、観たかった新作と、前に見たけどもう一度観たい映画をみようかなと思っています。
楽しかったり、笑顔になったり、幸せを感じる映画も良いものですが、とことん重い題材の映画をたまに観るのもいいもので。
今回はそんなおすすめはしないけど、観てみると人生観や視野に変化が起こりそうな映画を5作品ご紹介したいと思います。
存在のない子供たち
【あらすじ】
女優としても活躍し、長編デビュー作「キャラメル」で高い評価を受けたナディーン・ラバキー監督が、祖国レバノンを舞台に、貧しい両親のもとに生まれた少年の過酷な境遇と不条理な運命を描いた衝撃の社会派ドラマ。キャストには主演のゼイン少年をはじめ、ほぼ役柄と似た境遇の素人が起用された。ベイルートのスラム街に暮らすおよそ12歳の少年ゼイン。両親が出生届を出さなかったため、正確な誕生日も年齢も知らず、書類上は存在すらしていないという境遇に置かれていた。貧しい両親はそんなゼインを学校に通わせる気などさらさらなく、大家族を養うために一日中厳しい労働を強いていた。辛い毎日を送るゼインにとって、かわいい妹の存在が唯一の心の支えだったが…。
参照元:TSUTAYA
私がここ最近一番衝撃を受けた映画です。
中東の貧困問題にフォーカスしたフィクション映画ですが、ドキュメンタリーといっていいような重さがあります。
中東の貧しい家庭に産まれたゼイン。
両親は幼い彼に稼ぎ手として日々労働を強いていました。
そんな中、心の支えでもあった妹が、お金のために親に強制的に結婚させられたことに憤り家を飛び出しますが、出生届けが無い彼は仕事すらもらえない現実に直面。
人生の不条理さに絶望したゼインは両親を相手に告訴。
「何の罪で?」という問いに「僕を産んだ罪で」と答える彼の姿に心を打たれました。
7番房の奇跡
【あらすじ】
知的障害を抱え無実の罪で収監されてしまった父親とその娘が、同房の囚人仲間たちの助けを借りて繰り広げる奇跡の物語を描き、本国韓国で大ヒットした感涙ストーリー。出演は「王になった男」のリュ・スンリョン、TV「美男(イケメン)ですね」のパク・シネ、そしてこれが映画デビューの子役カル・ソウォン。監督は「角砂糖」のイ・ファンギョン。知的年齢が6歳のヨングは、しっかり者の6歳の娘イェスンの父親。2人は貧しくも、幸せな日々を送っていた。そんなある日、ヨングは不幸なトラブルに巻き込まれ、少女殺害の濡れ衣で逮捕、収監されてしまう。7番房に入れられたヨングは、やがて先輩囚人たちに助けられ、塀の中でイェスンと感動の再会を果たすが…。
参照元:TSUTAYA
6歳の娘と仲良く暮らす、知的障害を持つ父ヨングは、ある日少女殺害の冤罪で収監されてしまいます。
父は娘を想い、娘は父を想い。
そんな純粋な姿に囚人も看守も心を打たれ、二人の幸せを願うようになります。
無実を証明すべくサポートする仲間達と、かわいい娘のあたたかな時間。
しかし、あともう少しで冤罪が証明されようとした時、何故かヨングは自分の罪を認めてしまいます。
それから月日は流れ。娘は大好きだった父の無実をはらすため訴訟を起こすのでした。
ファンタジー要素多めですが、実話をベースにした映画というところが悲しすぎて…。
冤罪の残酷さと、娘を想うヨングの姿に涙無には見れませんでした。
ブラックバード
【あらすじ】
安楽死を選択した難病の母と、その決意を受け止めようと苦悩する残された家族の葛藤を静かに見つめたヒューマン・ドラマ。名匠ビレ・アウグスト監督による2016年のデンマーク映画を、「ノッティングヒルの恋人」のロジャー・ミッシェル監督が豪華キャストで英語リメイク。主演はスーザン・サランドン、共演にケイト・ウィンスレット、ミア・ワシコウスカ、サム・ニール。不治の病に苦しむリリーは病状が進行する中、医師である夫ポールの助けを借りて安楽死することを決断する。そんなリリーとの最後の時間を過ごすため、娘たちが集まってくる。真面目な長女のジェニファーは母の気持ちを尊重するつもりだったが未だ心の整理はつかず、一方の次女アナは、そもそも母の決意を受け入れることができずに苛立ちを募らせていくのだったが…。
参照元:TSUTAYA
alsという病を御存知ですか?
徐々に呼吸が弱くなったり、四肢の自由が利かなくなり、最後には意識はあっても目蓋すら動かせなくなる恐ろしい神経の難病です。
この病に治療法はなく、呼吸器を着けない状態では数年の余命と言われています。
このブラックバードはそんな病になった女性が、安楽死を選び旅立つまでの家族とのお話です。
内容的に穏やかな映画なのかと思いきや、家族の想いに、秘密に、波乱もあったりで本筋以外の情報量多め。
ある意味この混沌さが家族のリアルなのかもしれません。
ただ私が思ったのは、今話している人が明日には居なくなると知っている、受け止められない辛さ。
本人の望みとはいえ、受け入れられるものか分かりません。
だけど。私はこの病を知ってから、自身で選べる尊厳のある最期が一概に悪いとは思えなくなりました。
トールマン
【あらすじ】
パスカル・ロジェ監督、ジェシカ・ビール主演による驚愕ホラー。貧困と静寂に満ちた炭鉱町で、連続幼児失踪事件が発生。診療所で働く看護師ジュリアは、忌わしき子取り鬼“トールマン”と対決することに……。
参照元:TSUTAYA
「なんてタイトルだっけ?あの映画?」と久しぶりに思い出した映画です。
観た当初印象的だったのですが、あまり放映されてないので連休中に観ようと思っています。
ある寂れた町で子供の失踪が相次ぎ、その犯人と思われる全身黒ずくめの「トールマン」の目撃も多数寄せられるようになります。
失踪した子供は遺体も見つからず、トールマンの正体も分からないまま。
そんな中、町で暮らす看護師ジュリアンは、我が子が何者かに連れ去られる現場を目撃し追いかけます。車にしがみつき取り返そうとしますが失敗。
なんとなく様子のおかしい町の人々。
子供が町から消える理由はなんなのか。
最後まで観たときに、とても深い疑問を投げ掛けてくる映画です。
善と悪の気持ちが揺らぐ作品です。
母なる復習
【あらすじ】
韓国で実際に起こった性犯罪事件をもとに描かれたサスペンス・ムーヴィー。愛する娘を暴行された母親は訴訟を起こすものの、少年法に守られた少年たちは釈放される。復讐の鬼と化した母親は加害者たちに次々と鉄槌を下していく。
参照元:TSUTAYA
離婚後、母一人子一人の生活を始めた親子。
そんな中、娘は性犯罪にまきこまれ、悲しい最期を迎えます。
しかし、加害者である少年達は「少年法」に守られ、軽い刑罰しか下されないのでした。
実際に少年達が起こした性犯罪をベースに作成されたこちらの映画。
年々増加傾向にある少年犯罪と、被害者よりも加害者が守られる不条理さに憤りを感じずにはいられない作品でした。
近年よくニュースでも耳にするいじめ問題にも似ています。
いつだって明るみに出るときには被害者は取り返しのつかない状況になっていて、加害者は名前すら公表されません。
そして、大した罪も背負わず人生を生きてゆくのです。
法律が裁いてくれないのなら私が裁く。
母の起こした復讐劇は許されない事であっても、大切な人を思えば当たり前の心理だったと思いました。
※予告動画がセンシティブなのでご注意ください