お疲れ様です。
あっという間に1月も終わろうとしています。
早速ですがタイトルの通り、
昨年末、我が家のアイドル どん吉(猫・オス 3歳)が急性腎不全になりました。
今は少しずつ元気を取り戻してきたので
腎不全になった猫ちゃんたちのために少しでも参考になればと記録をまとめてみます。
猫の腎不全
そもそも猫は腎不全になりやすいらしいです。
詳しいことは解明されていないみたいですが、歳をとると避けては通れない病気のようです。
とはいえ、3歳という若さでなるのは非常に珍しいことで先生も「あまりないことなんだけどね・・」と
かなり心配をおかけしました。
発覚は続く嘔吐
11月22日ごろ。
もともとあまり胃腸が強い方ではないのか、もう一匹の「ぐりちゃん」と比べると
月に1度ぐらいは吐いたりすることがありました。
ただ吐いても次のごはんからは普通に食欲はあり、いつもどおり過ごしていたのですが
今回はあきらかに違う雰囲気。。。
ですが、一度病院を受診して、まずは吐き気止めを打ってもらい
その日は様子をみることに。
食欲不振によりどんどん元気がなくなっていく・・・
しかし、吐き気止めを打ってからもご飯はまったく食べず
お水のみ異常に欲しがる。
しかしそのお水を目の前にしても、口をつけずじっとしているようになってしまい、
明らかに毛艶も悪く、体つきも小さくなっていくのでいたたまれずに続けて受診を決断しました。
二日連続の通院でどん吉にもストレスになることはわかってましたが、血液検査に踏み切ったところ
腎不全に関わる数値が異常値をたたき出し、測定不可能。
即入院となりました。
点滴
一泊入院で翌日のお迎えの夕方まで、静脈点滴と皮下点滴を連続で行い、約2日間ほど頑張ってくれ
お迎えに行ったときは顔を見た途端に 「帰る!!!」っと立ち上がり、鳴き声を上げてくれました。
とにかく腎不全に対しての知識が何もなかったのでそれまで絶望的な気持ちになってましたが
どん吉の顔を見て「よし!こっちもできるだけのことはしよう」と強い気持ちに変化。
そこから 皮下点滴をするために2日に1度の通院が続くことになります。
12月は点滴の日々でした。幸い、家から歩いて2分程度にある動物病院に通っているので
通院に時間がかからなかったというのも、頑張れたポイントかもしれません。
もちろん出費は非常にありましたが、子どもとおなじ、家族のために
やれるところまで!と決めて闘病生活へ。
何なら食べてくれるのか・・・
おうちに帰ってすぐ、猫に絶大な人気の「ちゅーる」をがっつり食べてくれたので
元気が少しでた!と安心しましたが、それ以外は欲しがらないという日々。
とにかくいろんなフードを用意してまずは「食べれるものを探す」「食欲を戻す」ということに専念しました。
2週間ぐらいは本当にジプシー状態でどれも反応はいまいち。。。
だけど食べさせないといけないので腎臓ケアの療養食をネットでいろいろ探してシリンジで与えていました。
ここが一番本人も与える私たちも正念場というか、ストレスが最も高かったです。
さらに家で液体の薬「セミントラ」を1日一回。
これは、ベタっとした粘着のある液状なので、口や体につくと乾いてバリバリに・・・
口の横について乾いたところが不快なのか、毛をむしってしまいこの時期は口の横の毛が無くて
見た目にもかなりしんどそうでした。
民間療法にも頼る
本当に神様にも頼みたいぐらいの気持ちだったので、いろいろ試しましたが、
特に効果があったように思うのは 「枇杷の葉のコンニャク温湿布」
なんじゃそりゃという名前かと思いますが調べてみると人間にもいろいろ効果があるようで
枇杷の葉 と それを抽出した枇杷の葉エキスを購入。
そして板こんにゃくを用意(こんにゃく粉でつくられたものじゃなく、生こんにゃくがおすすめ)
鍋にコンニャクとお水、枇杷の葉エキスを入れ10分ほど沸騰させて熱々に煮込む。
熱々のコンニャクを熱が程よく伝わる程度にタオル何枚かでくるむ。
枇杷の葉のつるつるの表を猫の腎臓があるあたりに当て、その上からコンニャク湿布をする。
10分程度がおすすめです。
それをすると 爆睡するどん吉。
気持ちよく体をリラックスさせて眠るのでこれは効果があるのかも。。。とひたすら朝晩続けました。
食欲復活のきっかけは・・・
ジプシー状態でどうしたらいいのかわからなかったフード問題。
そういえば家にもう一つあげてないごはんがあったなぁ・・・と思いだし与えてみることに。
普通の健康な成猫用のウェットフードだったのですが、
あまりに食いつきが良すぎて早食いをするため、食欲の落ちる夏場だけにして
普段は与えていなかったのです。
試しに出したところ、、「うんめー!!!!!」っと異常なる食いつき。
まさかのことに嬉しくなってたくさん与えました。
どん吉も久々に自分で食べられるものがあったのがうれしいのかパクパク!
本来であれば腎臓ケアの療養食のほうが望ましいのですが、まずは自分から食べることを
させないと、シリンジごはんにも限界があるし体重が増えないと先生に教えていただいたので
とにかくまずは食欲を戻すことにここで成功しました。
このころから液体の「セミントラ」に加えて 錠剤の「ラプラス」という薬も追加して
頑張ることに。
食欲の復活と相乗効果もあってか脱水症状も回復してきて、ぐぐっと上向きになりました。
11月に発症して、12月末にようやく「点滴の間隔を開けましょうか」と!!!
2日に一回だったのが 10日に一回になり一気にストレスが少なくなり
どん吉もさらに元気になっていきます。
あともう一つ、薬を与えるときやシリンジごはんはやっぱり嫌がるので
二人がかりで言い方は悪いですが拘束(抱っこ)していましたがこれもとにかく猫も人間も疲弊してしまっていましたが、まさかの救世主は 「籠」
これに入ると 本人もリラックスしてくれますし、拘束しなくても
「飲んであげるよ」状態になってくれるのでとにかく食事や薬が楽になりました。
発覚から2ケ月後のどん吉
今ではどん吉も薬を嫌がることなく普通に飲んでくれます。(籠の中限定)
これは非常にありがたいです。
やはり飼い主である僕たちも朝晩1時間近く格闘していたのがものの数秒で終わるように・・
ええ子やで。。
最近は元気もあり余り、早朝5時に起こしに来ます。
ただただ甘えたいみたいで満足したら寝てしまいます。ヒドス・・
まとめとして発覚前にどんな症状が出ていたかなと思い当たる点を残しておきます。
猫はいろいろ隠したがるみたいなので、今回のような重い病気の場合、いかに早く気づいてあげれるかなんだと思いました。ただ、すごく難しいです。。。
1:お口がくさい。
食後だからかなと思ってましたが、症状がすごく出ていた時はすんげー臭かったです。
2:音に敏感になる
もともとビビりなのですが異常に反応するようになっていました。
3:口の中からゼリー?のようなものが
これは症状が出てからになるのですが吐きすぎか、胃液の影響か朝は口からゼリーのようなよだれが出てました。
4:とにかく飯を食わない
尿毒症の影響か何も食べたくない、構わないでくれ というスタンスになってました。
5:水をすごく飲む
なぜか蛇口から出る水が好きなのですが、長い時間飲むようになってました。
生き物を飼うということは、いずれついてくる命の問題。
長生きしてほしいというのは人間側のエゴかもしれないですが、少しでも我が家に来てよかったと幸せな猫生を送ってもらいたいのでこれからも闘病生活と付き合っていきます。
ではっ。