日本でも少しずつ定着しつつある「ハロウィン」のイベント。
弊社、株式会社エフでは3年ほど前から「ハロウィンの日は仮装して出社する」というイベントを開催しています。
10月31日は全社員が、何かしらの仮装(コスプレ)をして1日を過ごします。普通に仕事もします。
毎年とても楽しい1日になります。
おそらくこれから日本でハロウィンが浸透してくると、会社でハロウィンイベントを開催してみたいと考える方が増えてくると思います。
そこで、4年目を迎えて見えてきた、ハロウィンイベントを開催する時に注意した方が良い点を挙げてみたいと思います。
結論からいきますと、
全員がハロウィンを望んでいるわけではない。
ということを知るのが大切。
ということです。
華やかそうに見えて、実は「窮屈」なハロウィンだった弊社の様子
さて、まずは昨年のハロウィン当日の様子をご覧いれましょう。
こんな感じで、会社に飾り付けをして、みんなが思い思いのコスプレ姿で出社してきます。
それはもう、けっこうガチなので、クオリティは高いと思います。
当日はとにかく盛り上がります。
その日は楽しくパーティをして、街中に繰り出したり、コンテストを開催して、優勝者には会社から景品が出たりもします。
朝から写真撮影をして、いつもとは違った雰囲気の社内を全員で楽しみます。
ところが後日。
あー、ハロウィンよかったね〜。今年もクオリティ高かったね〜。
なんて話をしていたところ、1人が重い口を開きまして、
実はハロウィンが嫌で嫌で仕方がない。
と言うんです。
自分はこの会社に入るまで人前でコスプレなんかしたことがない。でも会社がやってるから自分もやるしかない。
それが嫌で嫌で仕方が無い、ハロウィンがあるから会社を辞めることも考えた、というものでした。
そして、実は同じような窮屈な思いを抱いている人が、半数以上もいることが判明したんです。
こんなに華やかそうに見えて、実は内部では大不評だった、会社でのハロウィンイベント。
問題点がいくつかありました。
問題点1 優劣を決めるコンテストという悪
まず最もやってはいけないことがこれ。
「コスプレコンテスト」
本来であればハロウィン当日のコスプレ具合のレベルは各自の自由ですが、コンテストに景品や罰ゲームを付けることで全体が盛り上がりますし、何よりもクオリティが上がります。
そしてこのコンテストというのは、どうしても盛り上げ用のコンテンツとしてやってしまいがちなんです。
当日はみんなお金をかけて、誰よりも目立とう、目立とうと頑張ります。
ところがそれは、
自分だけが浮かないようになるべく頑張る。という逆張りのモチベーションだったんです。
本当はそういうキャラじゃないけど、みんな頑張ってるし、頑張らないと自分だけが目立って嫌だ。という最悪の追い込みとなっていたのです。
というわけで今年からはコンテストなどは一切ナシの平和なハロウィンに変更しました。
問題点2 コスプレはお金がかかる
続いて挙がった不満点といえば、会社で強制されてるのに、コスプレにかかるお金は各自で負担するっておかしいんじゃないか、というものです。
たしかに、ガチめのコスプレをしようと思えば軽く1万円は必要になってきます。
もちろん工夫次第でなんとでもなりますが、罰ゲームでみんなに笑われるんじゃないか、みたいな恐怖と闘ってコスプレをしているメンバーもいるということを念頭に置いておかなければなりません。
全員が全員、コスプレに積極的なわけではありません。
あくまでもハロウィンはコスプレを楽しみたい人もしるし、それを撮影するのが好きだという人もいるし、私はコスプレは出来ないけど、お菓子を配るのは好きだ、なんて人がいても良いわけですね。
ハロウィンなんて楽しみ方は色々あるわけですから、それを強制してルール化してしまってはだめなんです。
というわけで、今年から弊社では3,000円を各自に支給して、そのレベルでコスプレしたい人はどうぞお好きに、という路線に変更しました。
それでも毎年ハロウィンは続けていきます!
というわけで、華やかな世界の裏側には必ず陰もある、というのをお伝えしてまいりました。
全員が不満なくイベントを遂行する、というのは限りなく難しいことですが、会社でハロウィンをするというのは良い面も多々あります。
例えばこうやってブログでハロウィンの様子を発信することで、エフ社内の賑やかな様子や、社員の素性を知っていただくことができます。
そうすることでお客様との会話のネタになることがあったり、会社のイメージアップに繋がることもあるでしょう。
社員同士のコミュニケーションに繋がるといった効果も高いでしょう。
大切なのは、ハロウィンを強制し過ぎないということですねっ。
また来年もハロウィンの様子をお伝えしたいと思いますので、お楽しみに〜♪