台風の影響?もあって少し涼しかったですが再び猛暑が・・・!
8月だから仕方ないか。。
8月?!
今年も気づけば年末商戦が目の前!!!
頑張らねばです!!!
そんな中最近刺激的なニュースがEC業界をたくさん飛び交ってます。
「すべての配送を包括的、一括的な契約と管理によってやっていく」
(三木谷社長)
怒涛の楽天EXPO2018
先日の楽天EXPO2018前後で楽天市場から多くの発表がありました!
いろいろありましたら主なものをまとめますと、
<4本の矢>
・楽天ワンデリバリー構想
・チャット機能全店導入
・アフィリエイト変更
・メルマガ変更
それから商品画像ガイドラインと違反に関する発表です。
どれもどれも運営者にとっては大きな変更となり、対応への不安も広がっているように感じます!
個人的にはどれも時代の流れを汲んだもので対応はそもそも必要だったんじゃないかというものが多く、むしろ全店でやらなければできなかったこともあるのでこの機会に前に進めたらと思うところもあります。
ECのボトルネック「物流」
今日はその中でも現在のECのボトルネックともいえる物流、それに関する「楽天ワンデリバリー構想」について触れたいと思います!
まずはその概要から!
↓楽天EXPO2018で発表されたイメージ動画↓
楽天ワンデリバリー概要
「配送料を安く」
「2020年までに全店舗の荷物を楽天が受託することを目指す」
楽天、包括的な物流サービスを提供する 「ワンデリバリー」構想の実現に向けた取り組みを本格化
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2018/0717_02.html
・基本的には楽天が出店者の荷物を預かり、すべて配送
※在庫管理は出店者で都度倉庫へ送ることも視野に
・2019年までに大型の物流拠点「GLP流山」の全フロア、「GLP枚方」の一部を貸借したものが稼働する予定
・外部業者とも連携して注文翌日に届く「あす楽」は全国の90%以上&土日祝日365日対応
・アプリで配送状況を確認などのユーザー向けサービスも
などが挙げられております!
2020年までに全店というのはできるのか?!という疑問もありますが現在の物流問題に対して大規模な打ち手を打ってくれること自体、問題解決に対して前進していると感じますし、さらにはぜひ実現してほしいと切に願うところです。
なお2018年9月1日から「楽天スーパーロジスティクス」の新料金体系でのサービス提供が始まるとのことです。
そもそもの物流問題
数年前よりニュースになっている日本の物流問題。
顕在化していることは「配送料の値上げ」が続いているということです。
それに伴いネット通販業者と利用ユーザーは負担(?)が強いられており、
値上げしてユーザーが負担するのか、
もしくは業者が負担するのか、
まさに今苦しい対応を強いられているところです。
背景にあることとしまして、
・ドライバーの人手不足
ドライバーの高齢化や労働環境による人手不足や、荷物の量が急増していることが背景にあります。
国土交通省によると5年間で約15%量が増えているということです。
//www.mlit.go.jp/common/001112444.pdf
・過剰(?)なサービス
ネット通販の成長にともなって荷物はどんどん小口化し、
さらにはより早く!が当たり前となりました。
再配達も増え消費者の要求も高まっている傾向です。
物流業者がこれらの負担を受けてしまいました。
・積載率減少による効率の悪化
こうした多様な要望や細かいサービスなどにより、トラックなどの運送車両は積載率がどうあっても配送にでかけなけらばならなくなり効率が悪化しております。
小回りの利く配送手段&配送拠点を増やすなどによって現在対応しているようでした。
楽天がこれらの物流問題を解決?!
楽天ワンデリバリー構想は既存の物流業界が、
これまで負担してきたがとうとう限界がきて起きた物流クライシスに対して、
「値上げをする」以外の対処方法で解決しようとするものと理解しています。
・具体的な小口配送
具体的な小口配送は小規模な配送業者とのと提携や大手私鉄子会社との提携などが発表されました。
それによって「ヤマト運輸や佐川急便、日本郵便より安い値段で実現ができる」(三木谷社長)とのお話です。
またドローンの活用など配送手段の多様化や、アプリを使った配送状況確認サービスも開始されるとのことでした。
・再配達の削減
AI技術により配送ルートの最適化を進めるそうで「宅配会社は非効率的だと思っている。配送ルートも人間が計算している。当社であれば『この顧客は午前8~9時まで在宅している』といったデータを統合し、AIで最適な配送ネットワークが作れる」(三木谷社長)と話されてました。
また楽天ブックスで導入しているSMSによる配送予定通知で再配達の率が3分の1以下になっているとのお話も。
※今すぐにでも全キャリアでやってほしい気が・・
・受け取り場所の拡大
コンビニ受け取りや宅配ロッカー、郵便局受け取りなど受け取り場所の拡大によって送り手の効率UPを加速させるようです。
楽天ワンデリバリー構想に日本のECの成長はかかっている?!
そもそも楽天市場はamazonなどと根本的には違いネットショッピングモールで、実際に商品の販売などのお店を運営しているのは個々の出店者です。
そのため配送についても各店ごとに配送業者と契約しており、
料金やサービスについてもばらつきが大きいです。
中にはすんごいサービスを提供しているところもあるがその逆も。。
それが楽天市場で、お店ごとに競争や改善していくことで楽天市場も成長してきました。
しかしamazonという巨大なショップが早くて安くて便利な物流サービスを均一に提供していくようになりました。
そしてそこに物流クライシス。
物流に対して多くの対応が必要となった昨今。
本来すべきその他のサービス改善に十分に対応できてないように思います。
例えば新商品を考える時。
送料などをもちろん考慮すべきです!
しかし送料ありきの開発に近くなってるケースも話に聞きます!
物流問題が最優先事項に近くなってその他の品質やサービスが希薄になっているんじゃないかと危惧してます。
「物流のことはそんなに考えなくていい!」
そんな将来を楽天ワンデリバリー構想が実現、
もしくは物流業界を再度刺激することによって、
明るいECの未来が切り開かれていくような気がします!
さて、年末までに商品画像変えるのどうしましょうかね?!w
年末商戦頑張りましょう!
今日はここまで!次回もお楽しみに♪