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D2Cの次はP2Cがやってくる?個人がモノづくりを実現できる時代へ

p2c

こんにちは、株式会社エフです。

 

弊社では楽天やYahoo!ショッピングのランディングページ制作を主に承っています。

 

最近ではその中で「自社サイトで自由に販売が出来る環境を構築したい」というお客様の声も多く、独自ドメインでのサイトの立ち上げや運営をお任せいただく事例も増えてきました。

 

D2C(ダイレクトtoコンシューマー)という言葉が世に広く浸透してきた昨今ですが、最近では「P2C (Person to Consumer)」という新しい言葉も誕生しており、インターネットショッピングのあり方が実に変化してきています。

 

今回はP2Cとは何か、そしてその可能性について迫っていきます。

 

ZOZOが始めた「自分のファッションブランドを作る」プロジェクト


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(画像:ZOZO)

 

インターネットファッションモール大手「ZOZO」が先日発表した、「あなたのブランドをZOZOと一緒に作りませんか?」プロジェクト。

 

簡単にご説明すると、ブランド創設に必要な資金を全てZOZOが肩代わりしてくれて、在庫管理や発送に至るまで全てをZOZOの管理システム上で実現できる夢のようなプロジェクトです。

 

もちろん全ての人が自分のブランドを作れるわけではなく、「自分プロデュースに長けている人」など、事前に提示された条件に従って事前選考が行われます。

 

これまでは個人が服を作ろうと思っても、生地探しから工場探しに至るまで実に多くの労力とコストが必要でした。

 

なによりも、こういったモノづくりの生産工程は情報がブラックボックスの中にあり、素人ではとても実現できない世界でもありました。

 

ところが、SNSが生活の大部分を占めるようになり、これまで一般社会には転がっていなかったプロだけが知る情報なども広く閲覧できるようになったことで、個人が本格的な商品を開発できる時代に突入しました。

 

ZOZOが新しく始めたこのプロジェクトもその流れを汲んだものになっています。

 

Youtuberヒカルとロコンドのコラボスニーカーが異例の大ヒット


ロコンド

(画像:ロコンド)

 

さらにP2C(Person to Consumer)を語る上で外せない話題が、先日YouTuberヒカル氏と、靴通販でお馴染みのロコンドが実施したコラボアイテムの発売。

 

「ReZARD」という個人ブランドをヒカル氏が立ち上げ、それをロコンド上で販売したところスニーカーは一瞬で完売。

 

現在でもパーカーやサンダルなどに商品ラインナップを拡げながら好評発売中です。

 

一昔前でもタレントや有名人がアパレルブランドとコラボをしてアイテムを販売する例は当たり前に存在していましたが、それはあくまで一時的な話題づくりや消費喚起のための手法でした。

 

ところが現在は少し様子が違います。市場を切り開くバイタリティと感覚さえ持ち合わせていれば、そこに大手資本のバックアップが付き、個人のパワーを使って商品が市場に送り出される時代です。

 

さらに、個人でのモノづくりを実現できるサービスもどんどんと立ち上がってきていて、普段の生活の中で生まれるアイデアや、ちょっとしたセンスが形にできる時代になってきています。

 

伊勢丹の「バーチャルマーケット」が未来のクリエイターを生む?


伊勢丹 バーチャルマーケット

そして最後に実におもしろい取り組みをご紹介します。

 

これは百貨店の伊勢丹が作っているバーチャルマーケットで、インターネット上でアバター用のアイテムなどが販売されていて、実際に購入することができます。

 

実体のない仮想の商品なんて実用性もないし、誰が買うんだ?と思われた方も多いかもしれませんが、これからオンライン化が進んでいく中で、ネット上でも個性を発揮していきたいという需要は必ず生まれます。

 

さらに、このバーチャルマーケットの1番面白いところは、「商品づくりのコストがかからない」点にあります。

 

当たり前の話になりますが、バーチャルなので、生地代も無ければ工場にモノを作ってもらう原価や物流にかかるコストの考え方もありません。せいぜいPCを使ってデザインする際の労力くらいでしょう。

 

つまり、未来のクリエイターが力試しの場として自分の服を作って売りに出せる場なのです。

 

服を作ってみたいけど、自分が作る服は世の中に受け入れられるのだろうか、と不安を抱えながら大量の在庫を目の前に疲弊するということもなく、まずはバーチャル空間で自分の力試しをすることができます。(今のところはまだ半信半疑ですが、そういう時代がもうすぐそこまでやってきています)

 

こういった取り組みによって、日本でも「よし、自分でモノを作ってみよう」と考える第一歩目になり、モノづくり大国日本の未来の形が見えてくるかもしれません。

 

これからも個人が世の中を切り拓いていく時代はどんどんと進化していきます。

 

今までのネット通販の形だけで考えていては、もう既に周回遅れになっているかもしれません。

 

時代に合わせた発信方法や体験を見据えて、未来の購買のあり方を見つめていく、今回はそんなP2Cのお話でございました。

 

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